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高校野球は各地で「夏の前哨戦」と位置づけられる春季大会が行われてる。この大会から、入学後の1年生を含めた3学年で戦うことができるとあって、監督ら首脳陣も、新戦力のチェックに余念がないところだ。
春季大会からベンチ入り、もしくは試合に出場して活躍するルーキーは「スーパー1年生」と呼ばれることが多い。中学の強豪チーム「取手リトルシニア」(茨城)から高松商(香川)に入学した相内奏投手は、背番号19をつけ、香川大会準決勝の高知戦でデビュー。2点リードの7回に登板すると、打者4人に対して1安打1奪三振、無失点でチームの決勝進出に貢献した。
相内は昨年の中学硬式野球日本一を決める「ジャイアンツカップ」で登板するなど、実戦経験も豊富。すでに136キロを投げ込むなど、夏の大会ベンチ入りも十分にあり得る。茨城から遠く離れた香川の地で、甲子園出場を虎視眈々と狙っている。
その相内と中学でチームメートだった朝来友翔(あさき・ゆうと)投手と、荒井優聖捕手は、智弁和歌山でベンチ入りを果たした。朝来は190センチの長身から最速142キロを投げ込む好投手として早くから注目されていた逸材。一学年先輩の藤田一波外野手の背中を追い、女房役の荒井とともに智弁和歌山への進学を決断した。
朝来の将来の夢は、もちろんプロ野球選手。「みんなに愛されるプロ野球選手になって、歴史的な記録を作りたい」と力強く話していた。投げるだけでなく、右打席から放つ豪快な打球も魅力の一つ。一学年12人程度しか入部できない少数精鋭の強豪校でどんな成長曲線を描いていくのか、今後が楽しみだ。
上記の3人だけでなく、多くの1年生が新たなステージで一歩を刻んだ。彼らの活躍に期待したい。
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