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明豊の城島慶太
名捕手として活躍した城島健司さんを父に持つ明豊の城島慶太

■父・城島健司さんの背中を追いかけ明豊に進学した城島慶太投手

 高校野球は各地で春季大会が行われている。高3世代には、元プロ野球選手の2世や親族も少なくない。何人かピックアップしてみた。

 今春のセンバツを制した健大高崎(群馬)の高山裕次郎内野手、田中陽翔内野手は、元広島、西武で内野手として活躍した高山健一さん、ロッテ、ヤクルトで投手だった田中充さんをそれぞれ父に持つ。高山が二塁、田中が遊撃の二遊間コンビとして、甲子園の黒土を縦横無尽に駆け回った。 夏にも期待がかかる。

 センバツ4強の中央学院(千葉)・飯山成夢(なるむ)捕手の父は、日本ハム一筋で20年間プレーし、内野の守備職人として知られた飯山裕志さん。兄の志夢(もとむ)は、立正大でプレーし、今春から4年生。3年春には東都2部で首位打者を獲得し、昨年は大学日本代表候補合宿にも選出された。双子の弟・大夢は修徳(東東京)で甲子園を狙う。

 ヤクルトで2015年に首位打差に輝いた川端慎吾内野手を親戚に持つのは、明豊(大分)の芦内澄空(そら)内野手。センバツでは2試合で1安打と低調に終わるも、今春の九州大会準々決勝の佐賀北戦では1番起用に応え、同点の7回に左翼席へ決勝2ラン。右打席から見せる豪快なパンチ力も魅力の一つだ。

 明豊には、公式戦でのベンチ入りこそ果たしていないが、ダイエー(現ソフトバンク)や米大リーグのマリナーズ、阪神でプレーした城島健司氏の次男である城島慶太投手もいる。福岡県から父の母校(当時は別府大付)でもある明豊に越境入学。強豪校のメンバー争いは熾烈(しれつ)も、持ち味の制球力を生かし、ラストサマーに全てをかける。

 類いまれな野球DNAを引き継ぐ彼らの活躍に期待したい。

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