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神宮球場
明大の新入生が神宮を沸かせる日も近い

東京六大学の明治大学が2023年のスポーツ推薦入試合格者14人を発表した。今年も甲子園経験者やU18日本代表ら、有望な選手を揃えた。合格者は下記の通り。

<投手>
栗原英豊 (松商学園) 三浦心空 (東邦)

<捕手>
河原崎琉衣 (掛川西) 福原聖矢 (東海大菅生)

<内野手>
岡田啓吾 (前橋育英) 津田基 (近江) 友納周哉 (福岡大大濠) 内藤大翔 (天理)

八谷晟歩 (浦和学院) 光弘帆高 (履正社)

<外野手>
内海優太 (広陵) 岸本一心 (横浜) 榊原七斗 (報徳学園) 若狭遼之助 (星稜)

松商学園の栗原は2年時に夏の甲子園に出場し、初戦の高岡商(富山)戦では7回を投げ8奪三振を奪うなどチームの初戦突破に大きく貢献。左腕から最速142キロの直球を投げ込むなど、早い段階から注目されていた。東邦の三浦は甲子園経験こそないが、最速147キロの直球を武器に、中日やオリックスなどが注目した逸材。プロもマークし続けていた左右の2人は、将来のエース候補として期待がかかる。

 捕手では東海大菅生の福原が経験値で一歩リードしている。中学時代、沖縄の安仁屋ヤングスピリッツに所属し2年時から2年連続でU15日本代表に選出。東海大菅生では1年から捕手として試合に出場し、2度の甲子園出場に貢献した。身長は1メートル67センチと小柄ながら野球センスや状況判断に長け、3年時には主将も務めた。明大でもそのリーダーシップを遺憾なく発揮するだろう。

 内野手も経験豊富なメンバーをズラリと揃えた。八谷は浦和学院で主将を務め、昨年センバツではチームの4強入りの原動力となった。左打席から見せるシュアな打撃と、強肩守備を生かした三塁守備にも定評があり、早い段階でのメンバー入りの可能性も秘めた逸材だ。天理の内藤は元Jリーガーの父・就行さん譲りの運動神経を生かし、1年秋から名門の中軸を任された右のスラッガー。昨春開幕戦にスタメン出場し、初打席初本塁打の快挙をやってのけた1学年先輩の瀬に続けるか。履正社の光弘は甲子園経験こそないものの、昨年はU18日本代表に選出。遊撃守備は抜群の安定感を誇る。

 外野手では光弘とU18で同僚だった広陵の内海も明大への進学を決めた。昨年8月、大学代表との壮行試合では、法政大学の篠木健太郎投手の146キロ直球を、慣れない木製バットで右中間席に叩き込んだ。兄の壮太(御殿場西)も法大の新3年生に在籍しており、兄弟対決も注目される。

 昨年春秋ともに六大学を制し、今春は3季連続優勝がかかるチームの戦力となるべく入学する期待の14人。明大の牙城はそう簡単に崩せそうにない。

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