スポンサーリンク
ティー打撃をする神田Rebase・武田瑛士

■「神田Rebase」2年・武田瑛士「目標はプロで活躍すること」驚異の打球速度144キ

 大きく美しいフォロースルーは、メジャーで活躍する吉田正尚(レッドソックス)を彷彿とさせる。中学硬式野球のポニーリーグで活動する「神田Rebase」(東京都千代田区)に、注目のスラッガーがいる。武田瑛士(えいと=2年)は、身長167センチの体格をフルに使い、左打席から広角に鋭い打球を放つ。

「このチームに来て、体重が55キロから73キロまで上がりました。トレーニングの成果がしっかり出ていて、飛距離も柵越えがたくさん打てるようになりました。足は、ちょっと体重が増えちゃったせいで、少し遅くはなったんですが、50メートルは6秒台で走れると思います」

 小学時代は中目黒イーグルス(東京都目黒区)に所属し。通算30本塁打を放つなど注目された。中学では当初、都内のボーイズリーグに入部。ただ、「メジャーリーグで活躍する選手の育成」を目標とする神田Rebaseのインスタグラムを閲覧し、打撃重視のチームカラーに魅力を感じて、今年1月に移籍した。入部してみると「みんな明るく、関わりやすい」と、すぐチームの和に溶け込んでいった。

 フルスイングを奨励する方針も武田にマッチ。今秋の関東大会予選リーグでは右翼へ公式戦初となる本塁打を放った。チームを運営する「株式会社Rebase」のインスタグラムに上げられた打撃動画には、1000件近い「いいね!」がつくなど、注目度も高い。

武田の将来の目標は「プロで活躍できる選手になる」こと

 将来の目標は「プロで活躍できるような選手になる」こと。そのためにも、今冬の過ごし方が大事になってくる。ただ、日頃から練習に取り組む意識は人一倍高い。最上級生となり、本格的に取り組み始めたウエートトレーニングでは、ベンチプレスでチームトップの80キロをクリア。打球速度も、柵越えの一つの目安とされる140キロを軽々と超える144キロをマークするなど、まだまだ無限の可能性を秘めている。

中学での目標は、硬式野球の中学年第クラブチーム日本一を争う全国大会として名高い「ジャイアンツカップ」に出場すること。そのためにも、内野守備を向上させることが目下の課題だ。

「この冬でたくさん筋トレとスピード系のトレーニングをして体を大きくして、それを次の大会につなげていきたいです。そして高校、プロに進んで、自分に憧れてくれるような選手が出てきてほしいです」

 武田瑛士。この名前を覚えていて損はない。近い将来、必ずや野球界を賑わす逸材になる。

武田の力強いスイング動画はこちら
スポンサーリンク
おすすめの記事