首都大学リーグに所属する日体大が2023年度入試の総合型選抜(トップアスリート型)、スポーツ推薦合格者37人を発表した。合格者は下記の通り。
【投手】
生盛亜勇太(興南)
馬場 拓海(福岡大大濠)
川井 泰志(大阪桐蔭)
渋谷 翔(仙台育英)
小田部夏行(浦和学院)
マーガード真偉輝キアン(星稜)
山中 麒翔(クラーク)
幸坂征太郎(徳島商)
西平 晴人(近大付)
堀 慶勝(前橋育英)
山田 大河(霞ケ浦)
畠 幸輝(東邦)
遠藤 稔平(横浜創学館)
田島 善信(星城)
五十嵐良太(日大藤沢)
【投手・外野手】
高橋 賢臣(西条)
石田 偉楓(竹田)
【捕手】
永田 七成(智弁和歌山)
玉城 陽希(横浜)
谷口 翔生(東海大相模)
近藤 祐星(高岡商)
【内野手】
鈴木 斗偉(山梨学院)
角谷 飛雅(星稜)
渡辺 礼(帝京)
稲岡 俊太(明石商)
高根 稜真(札幌国際情報)
阿部 竜也(学法石川)
【外野手】
中上 息吹(九州国際大付)
大海 然(佐野日大)
田中 隼人(常総学院)
酒井 成真(東海大菅生)
藤巻 一洸(日大三)
根岸 慶(仙台育英)
倉田 春也(学法石川)
石山 柚(東海大菅生)
吉田 優飛(静岡)
牧野 竜也(桐蔭学園)
投手の注目は興南(沖縄)の生盛だろう。最速150キロの直球と切れ味鋭いスライダーを武器に昨夏甲子園に出場。初戦の市立船橋(千葉)戦でサヨナラ負けを喫したが、U18日本代表では3試合に先発し、銅メダル獲得に貢献した。星稜(石川)のマーガードも沖縄県出身で、最速142キロの直球の他にカットボール、ツーシームを操る。日大藤沢(神奈川)の193センチ右腕・五十嵐は昨年プロ志望届を提出も指名漏れ。日体大で鍛え直し、4年後のプロ入りを目指す。
捕手の玉城は横浜(神奈川)で主将を務め、昨夏甲子園の選手宣誓では「苦しい時を乗り越えることができたのは他でもない、ここに甲子園があったからです」とコロナ禍を過ごした球児の思いを代弁し、話題となった。
内野手も昨年U18に追加選手された山梨学院の鈴木、甲子園未出場ながら、長打力が魅力の帝京(東京)の渡辺を筆頭にバランスよく補強した。
外野手も昨夏甲子園初戦の聖光学院(福島)戦で3安打を放った日大三(東京)の藤巻、上位打線として九州国際大付(福岡)の春夏甲子園出場に貢献した中上ら、好打者が並ぶ。
日体大は二刀流でチームを支え続けた矢沢宏太(日本ハム)が抜け、投打ともに新戦力の底上げが急務となる。昨秋に続く秋春リーグ連覇へ、新入生にかかる期待も大きい。