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履正社は大量23点を奪い、19年以来の夏甲子園出場へ好発進した

 大阪の履正社高校は15日、豊中ローズ球場で大阪公大高専と夏の全国高校野球大阪大会を行い、2回に5番・森田大翔三塁手(3年)が特大2ランを放つなど、23ー0、5回コールドで圧勝した。

 投げては今夏からエース背番号1を取り戻した増田壮投手(3年)が3回無失点の好投。4回からは今春センバツで背番号1を背負った最速150キロ左腕の福田幸之介投手が登板し1回無失点。最後は背番号18の渡邊陽軌投手が締めた。

 甲子園に忘れ物を取りに行く。履正社は今春センバツ初戦、高知高校と対戦。同点の8回に犠飛で勝ち越すも、その裏に2点を失い逆転負け。多田晃監督の甲子園初陣を白星で飾ることができなかった。

 一度狂った歯車はそう簡単には戻らない。春の大阪府大会でも4回戦で大商大高に3-4と競り負けた。

 チーム改革の必要性が迫られるなかで、多田監督はメンバーの入れ替えを積極的に行った。1年夏から登板していた今仲巧投手(3年)をベンチ入りメンバーから外すと、昨年U15日本代表に選出された辻琉沙内野手を1年生ながら抜擢。その辻は4回、代打で中前打を放つと、続く打席でも左前打。多田監督の起用に見事に応えて見せた。

 夏の甲子園は日本一を果たした2019年以来遠ざかっている。20年夏の交流試合以来負け続けている大阪桐蔭の牙城を今年こそ崩したい思いは全員同じ。多田監督に今度こそ甲子園初勝利をプレゼントすべく、何としてもライバルを打ち崩す。

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