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神宮球場
東京六大学春季リーグ戦は明大の3連覇で幕を閉じた

 東都大学リーグ1部の中大が、2024年度スポーツ推薦合格者16名を発表した。合格者は以下の通り。

【投手7名】 熊谷陽輝(北海)子安秀弥(東海大相模)佐々木怜希(大船渡)高橋蒼人(帝京)高橋史佳(日本文理)東恩納蒼(沖縄尚学)平井智大(駿台甲府)

【捕手4名】 斎藤陽貴(昌平)新妻恭介(浜松開誠館)松井大空(静清)米倉凜(桐蔭学園)

【内野手3名】 小田島泰成(前橋育英)武井仙太郎(鎌倉学園)武藤匠海(作新学院)

【外野手2名】 橋本航河(仙台育英)堀田晄大(北海)

 投手を中心に、バランスのいい補強ができた印象だ。東海大相模のエース右腕・子安秀弥や、ロッテ・佐々木朗希投手の弟で、大船渡の佐々木怜希投手ら、ビッグネームが揃う中で、今年の春夏甲子園で活躍した沖縄尚学・東恩納蒼投手に目がいく。

 東恩納は、今夏沖縄大会から甲子園3回戦まで47回1/3連続無失点の快投で、U-18ワールドカップでも日本代表の一員として活躍。身長は172センチと小柄ながら、最速147キロの直球と切れ味鋭いスライダーを持ち味に、今秋ドラフトでプロ志望届を提出も、まさかの指名漏れを味わった。中大でさらなる進化を誓い、4年後に上位でのプロ入りを目指す。

 東京六大学や東都大学は、プロ志望届を提出すれば、試験日程の関係もあってスポーツ推薦で入学することが困難になるケースが多い。しかし、中大は2020年にもプロ志望届を提出し指名漏れした美又王寿(浦和学院)を合格させるなど、他大学とは方針が異なる。今秋ドラフトでは、西舘勇陽(花巻東=4年)が巨人からドラフト1位指名を受けるなど、好投手を輩出してきただけに、人気が集まるのもうなずける。

 野手の注目は仙台育英の橋本航河外野手だろう。昨夏の甲子園で24打数12安打、打率.500と打ちまくり、東北に初の大旗をもたらすと、今夏甲子園では準優勝ながら、24打数11安打、打率.458と見事なリードオフマンぶりを発揮した。東恩納らと日本代表で出場したU-18ワールドカップでも好調を持続し、世界一に貢献。中大でも早い段階でのベンチ入り、そして定位置獲りが期待される。

 今秋リーグ戦では8勝7敗で3位に甘んじた中大。2019年以来の優勝へ、頼もしい戦力が加わる。

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